アリゾナウエスタンカレッジ野球部の練習試合
練習試合前に外野の芝生の上でアップを始める選手たち。
彼らが秋のロースター枠争いを勝ち抜いた選手たちで、1月下旬から始まる2012年の公式戦シーズンを戦います。
ベンチにいるNo.26がワトソン氏。
アリゾナウエスタンカレッジの野球部で50年の監督経験がある方です。今年から若いキーン新監督を迎え、ワトソン氏は顧問として選手の指導にあたっています。
試合後にワトソン氏に時間をいただいてお話を伺いました。
「アメリカ軍の野球チームのコーチをしていた時に日本のチームと試合をした。日本人選手は身体が小さいのに我々はコテンパンにやられてしまった。もう60年も前になるが、今でもあの試合をよく覚えてるんだ」
これからアメリカの大学野球チームに入ろうとしている日本人選手が準備しておくべきことについて伺うと、
「Fundamental(基礎技術)。これが全てだ。アメリカ人選手の中でもパワーだけを売りにして活躍するのはごく一部。基礎がなくては必ず成長が止まってしまう。」
「それからWork Ethic(野球への姿勢、取り組み)。これはアメリカの選手達に日本人選手から学んで欲しいと思っている点だ。日本人留学生が選手としてチームに入ったり、日本の大学野球チームと試合をすることで日本人選手たちの姿勢を学んで欲しい。」
基礎技術のしっかりした日本人選手がアメリカ大学野球チームに入り、その真面目な姿勢がアメリカ人選手の見本となる。
多くの日本人学生選手がアメリカでチャレンジするとともに、アメリカ人選手にも大きな影響を与えて欲しいと願っています。
(2012年1月24日)
アメリカの大学野球名門チーム、アリゾナウエスタンカレッジのOB親睦イベントに招待されました。
毎年開催されるこのイベントでは、同野球部OBでメジャーやマイナーで活躍する現役選手や現役を終えて指導者になっている人たちが集まり、野球部現役選手と試合をするのが恒例になっているそうです。
公式戦開幕直前の現役選手にとっては、その年のロースター(ベンチ入り登録選手枠)に選ばれて、観客の前で初めてのお披露目式でもあります。
昨年で27年間のコーチ生活を引退したジョン・スラットン投手コーチの名誉表彰も行われました。
観客を前にスラットンコーチのこれまでの活躍をたたえる大学アスレチック部門統括ディレクターのジェリー・スミス氏。
試合を見つめるキーン新監督とスミス統括ディレクター
ボストンレッドソックスのマイナーチームで投げている投手がOBチームの先発してマウンドに上がり試合開始。
現役チームを率いるのは就任1年目のキーン新監督です。
なかなか現役チームの打撃陣が打てずに何度もため息をついていました。
OBチームとの練習試合とはいえ、無死1,2塁から送りバントを使ったり、
ヒットエンドランを仕掛けたりと、キーン監督は機動力を使う野球を目指しているように感じました。
同野球部が96年にジュニアカレッジ全米チャンピオンになった時には、日本人選手がチームで活躍していたそうです。
「ホームランを打った次の打席でセーフティーバントを決めたり、外野がもたついてる間に次の塁に行ったり、足も速くていい選手だった」
またある当時のコーチは
「最初は私の話す英語が理解できるか不安に思ったんだが、あいつは野球を良く知っていたから私がコーチする必要なんてなかったよ」
結局、OBと現役選手チームの試合は7-10で現役選手チームが勝ちました。
後半まで押されっぱなしだった現役選手チームは試合後も残って練習。一方、OBチームと監督コーチ陣は市内で懇親会です。
懇親会では今年のチームについての話や、自分たちの現役時代の話、自分の子供達のリトルリーグの話まで大いに盛り上がっていました。
私もキーン監督、ワトソン野球部顧問と今後の野球部の留学生選手受入れなどについてお話を伺うことができました。
(2012年1月23日)
オリックスのT岡田選手、伊藤選手、駿太選手のキャンプ入り前トレーニングのサポート、今日が最終日でした。
今日は打ち込みたいという選手からの希望があり、守備練習なしでフリーバッティングがメインの一日になりました。
この時期はキャンプ前なので、キャンプほどではないにしろ、かなり追い込んでおきたいのだそうです。
(左から伊藤選手、私、駿太選手、T-岡田選手)
追い込みたいという選手たちにつられて、バッティング投手を務めた私も300球ほど投げました。
「暖かくて、天気の心配をせずにメニューが組めるので、カリフォルニアでのトレーニングはとてもやりやすい」と選手は話していました。
(外野の芝生でハードなランニングメニューをこなす選手たち)
そして、「今日使っていたバットです。もしよかったらもらって下さい」と、T-岡田選手、伊藤選手からバットを頂戴しました。
右側のT-岡田選手のバットはサイン&似顔絵つき。
駿太選手からはバッティンググラブをもらいました。
ピンクのSHUNTAの文字が光ります。
あと数日カリフォルニアでトレーニングを続けてから日本へ帰国する選手たち。
今シーズンの大活躍と、シーズンオフのトレーニングでまたお会いできることを願っています。
(2012年1月18日)
今日はカリフォルニアにトレーニングに来ているT-岡田選手、伊藤選手、駿太選手の練習のお手伝いでした。
日本からアメリカに来てトレーニングするプロアスリートをサポートするのも
我々の大切な仕事です。
(写真はダッシュをするT-岡田選手)
アップ、キャッチボールを済ませた選手たちにノックを打つのは元マリナーズの長谷川滋利氏です。
内野ノック、外野ノックとオフシーズンとは思えない選手達の機敏な動きにグラウンドを訪れた人たちからは歓声が上がっていました。
続くバッティング練習では私がバッティングピッチャーを務めました。バッティングピッチャーをやるのは大学を出てから10年ぶりです。
97mのライトフェンスの後ろの民家を気にして、T-岡田選手からは「アウトコースで」とのリクエスト。
2010年のパリーグホームラン王の打球は迫力がありました。
(2012年1月13日)
アメリカでプロ選手を目指す野球選手が参加する合同トライアウト合宿が2月にアリゾナ州で開催されます。
このアリゾナウィンターリーグはアメリカ国内外から集まる200名ほどの選手が10チームに分かれて戦う1ヶ月間のリーグ戦で、試合にはMLB、マイナー、独立リーグ、アメリカ国外のプロリーグのスカウトが視察に訪れます。
期間中、選手の成績はMLB傘下球団や独立リーグ球団に常時送られます。
毎年、プロ選手を目指す日本人選手のトライアウト参加申込みが弊社に届きます。
先日、連盟事務局に今年の参加選手登録をしたところ、連盟GMから連絡が入り、
「ここ数年、日本人選手の参加も増えているので、選手達のサポートも兼ねて連盟事務局で働けないか」という要請を受けました。
トライアウト合宿の期間中、連盟マネジメントチームの一員としてリーグ運営を視察することが決まりました。参加する選手たちを見るのも、連盟職員の人たちと一緒に働くのも、今からとても楽しみです。
(2012年1月12日)
弊社では南カリフォルニアでプレーする選手のオフシーズントレーニングをお手伝いするだけでなく、アメリカのチームのトライアウトや短期トレーニングキャンプに参加するために日本から来る選手のための調整練習のサポートもしています。
日本から渡米してきた選手が、アメリカで参加するトライアウトやキャンプの事前に調整練習を行うことで、時差に体を慣らしてベストパフォーマンスが発揮できるようになるためのサポートです。
先日開催されたサンディエゴ大学野球部主催の学生トレーニングキャンプに日本から参加した中学生の事前調整トレーニングを行いました。
ちょうどアメリカの大学で活躍する日本人選手も参加して合同トレーニングとなり、日本とアメリカの投手の攻め方の違いから、外野手のボールの追い方のコツなど上のレベルでプレーする現役選手からのアドバイスも聞けたようです。
彼は中学卒業後にアメリカの高校への留学も考えているとのことです。
(日本から来た中学生の選手からいただいたメッセージ)
最初にアメリカのキャンプに行った時は、みんな同い年とは思えないほど体が大きくて自分はこの中でやっていけるのかとても不安になりました。練習が始まり、コーチの話になりましたが、自分はあまり英語が得意ではないので途切れ途切れでしか聞き取れず困っていたらチームメイトが助けてくれてとても助かりました。その後もわからない時はチームメイトが色々と教えてくれて楽しく野球をすることができました。
練習は、日本とは大きく違い練習中の休む時間がとても長いと感じました。それに練習に走るというメニューが無いことに少し驚きました。でもそれ以外は日本でやっている事とあまり変わらず普通にこなすことができました。まだあまり硬球になれていないので、たまにボールがすっぽ抜けることがありました。バッティングはあまり軟球と変わらなので特に困ったことはなくできました。
最後に一番強く感じたことは、アメリカの選手はとても力が強く、守備でかなり深く守っていても背走して取ることが何度かありました。それに守備でもとても肩のいい人が多くて、とても驚きました。
また機会があれば行ってみたいと思いました。ありがとうございました。
2012.01.04
アメリカの大学に留学した学生を経済的に大きく助けてくれるのが奨学金制度です。
奨学金制度は大学やその大学のある地域、州、大学を支える大規模な団体などなどが学生を経済面で支えるサポートシステムで多くの種類があり、それぞれ学業成績や人間性、経済状況など支援を受けるためのさまざまな条件が設けられています。学生は自分が条件に合う奨学金制度を見つけて応募する、という仕組みになっています。
またアメリカの大学にはスポーツ学生選手を対象としたスポーツ奨学金制度もあり、日本でも「米国の大学でスポーツ奨学金を受けながら留学生活を送る」という留学プランをよく見かけます。ただし実際にアメリカの大学でスポーツ奨学金を得るのはなかなか大変なようです。
アリゾナ州にある提携先の大学に出張している同僚から、大学のスポーツ奨学金について事情を教えてもらいました。因みにこの大学はスポーツが非常に盛んで有名な大学で、日本のみならず世界各国から留学生を受け入れている大学です。
各大学のスポーツ奨学金の支援額は全米大学体育協会(NCAA)によって決められていて、各大学の体育会担当事務局が学生選手たちにこの奨学金を割り当てるそうです。このアリゾナの大学の体育会の担当者によると、この大学では各チームの首脳陣が選手の能力や成績(学業も含めて)からチームへの貢献度を判断し、奨学金の対象者と支援額を決めているとのことです。このような状況で、日本からアメリカに渡ってチャレンジしているスポーツ留学生が奨学金の対象学生となるのはそう簡単なことではありません。
もちろん高校の野球部を卒業して東京六大学や東都大学の野球部に入部し、すぐにレギュラーの座をつかみチームを引っ張っていくような実力がある選手ならば、アメリカの大学でその能力をアピールしてスポーツ奨学金を受けるチャンスは大いにあるのではないでしょうか。ただそのような選手でも、アメリカに留学して英語の壁にぶつかっている姿を見た首脳陣が、奨学金の対象学生選手として推薦してくれるか疑問です。
昨日の定例ミーティングでお会いした元エンゼルスの長谷川投手も、アメリカに渡った時に英語で入団会見をして注目を集めたにも関わらず、チーム内では「英語のできない体の小さな選手」と見られた、と話していました。
日本からアメリカに渡ったスポーツ留学生がスポーツ奨学金を受けることは容易ではないようですが、日本からのスポーツ留学生が大学に入学してくること、スポーツチームに入ることを歓迎する大学スポーツチームは非常に多いです。
このアリゾナの大学の体育会担当者も、日本人学生選手には語学のハンデは感じるものの、その熱心な練習態度、コーチ陣や周りの選手達への接し方など、多くのアメリカ人学生選手に手本となることが多いと語っていました。私が他の大学のスポーツチームのコーチと話していても、同様の話をよく聞きます。
アメリカの大学に野球留学して活躍するのは、きっと日本の大学野球部で活躍するのと同じくらい大変なことなんだろうと思います。そんな大きなチャレンジをする学生選手達を私はしっかりとサポートしていきたいと考えています。
2011.12.15
12月6日の産経新聞に「独立リーグの現状 -MLBとの連係で生まれる新たな価値」という記事がでていました。
http://sankei.jp.msn.com/sports/news/111206/bbl11120614560003-n1.htm
産経新聞の記事より
今年BCリーグを2連覇し独立リーグ年間チャンピオンにもなった石川のような黒字経営をしている球団もあるが、リーグ内には依然として経営難の球団もあり、リーグ全体に対する危機感も強い。 現在届いているMLB球団の傘下入りのオファーを受けることで、球団間の移籍金などビジネス上の利点も生まれ、球団運営のメリットにつながると、記事の中で石川の端保球団代表は語っています。
日本でのプレー経験後にMLBで大活躍しているソリアーノ選手ように、国際的なプレー経験を積んでいる選手が増えているためか、アメリカの野球選手の中にも日本でのプレーの機会を望む選手やコーチ陣の話をよく聞きます。
日本の社会人野球はアメリカにはないシステムで、トヨタ、ホンダ、日産(2009年休部)、東芝、日立、Panasonic等、どんなアメリカ人でも知っている有名日系企業が野球部をもっていて、非常にレベルが高いということもアメリカ人野球選手には知られています。
ただ近年、社会人野球の規模は縮小傾向にあり、現状の規定ではアメリカ人選手が日本に渡ってすぐに社会人野球でプレーすることはできないことになっています。
そのため、アメリカ人選手が日本でプレーする場合は日本プロ野球か独立リーグで、ということになります。
日本の独立リーグとアメリカとの関係がより進んでいくと、選手だけでなくアメリカ人指導者が日本でコーチする機会も増えてくると思います。
そうなればアメリカスタイルの野球が日本にもどんどん入ってくることになるし、アメリカ人コーチが日本でより優れた技術や練習方法などを学んでアメリカに持ち帰ることもあるでしょう。
また、日本人コーチがアメリカに渡るという逆のパターンも出てくるはずです。
両国の野球がより盛り上がって、一人でも多くのプレーヤーが野球ができる機会に恵まれるような方向に進んでいくことを願い、自分も多くの選手にプレーの機会を提供していきたいと考えています。
2011.12.06
Butler大学の4年生でバスケットボールプレーヤーRonald Nored選手がNCAA(全米大学体育協会)のサイトで紹介されていました。
http://www.ncaa.org/wps/wcm/connect/public/ncaa/resources/ronald+nored
Butler大学バスケットボール部は2010年、2011年と2年連続で全米大学チャンピオンシップの決勝まで進んだ強豪チームです。
Nored選手はチームの柱として活躍する傍ら、専攻する初等教育学のプログラムで地元の小学校で教師として授業を教えています。
バスケットボールの試合のある日でも午前中から小学校で教える日もあるとのこと。
「バスケットボール選手としての生活、小学校の教師としての生活、どちらも互いの影響を受けてはいけない。私にとってどちらも大切でどちらが欠けてもダメ」
彼が教える小学校3年生のクラス担任教師もバスケットボール部のチームメイトも一様に「すごく忙しいスケジュールの中、彼はタイムマネジメントができる」と評価していました。
来年5月の卒業後は教師としての道とバスケットボールのコーチとしての道に進みたいと彼は語っていました。
アメリカでは大学スポーツ選手には一学期につき12単位のクラス受講が義務付けられていて、これはスポーツ留学生の学生たちも例外ではなく、彼らは英語の壁を乗り越えてアメリカ人学生が苦労するほどの多くの授業と課題にも日々立ち向かってチャレンジしています。
日本からアメリカに来るスポーツ留学生に学業とスポーツの両立を図れるようにサポートするのも我々の仕事です。
大学を卒業してから、またスポーツ選手としてのキャリアを終えてからも、一社会人として活躍できるように、アメリカの大学を卒業して英語力プラスアルファの能力を身につける。
その為に、留学前のカウンセリングで留学の目的を確認するだけではなく、留学期間中もカウンセリングを行いながら留学生の学業とスポーツの進捗状況を把握しています。
留学生サポートは単に「学生をアメリカに送り出してしまえば終わり」、というものではないのです。
スポーツ留学の学生がスポーツと勉強の両立を通じて大きな収穫を得てほしいと考えています。
2011.12.3
スポーツ留学をする際に留学先となる学校やスポーツチームの調査とともに、事前によく検討しておく必要があるのが「どこに住むか」ということです。
・大学内の学生寮に入る
・大学が借り上げている学生用アパートに住む
・キャンパス近くの家庭にホームステイをする
・ルームメートを見つけて一緒に部屋を借りる
・一人暮らしをする
などなどさまざまな選択肢が考えられます。
私がアメリカの大学に留学した時は大学キャンパス内にある学生寮に入りました。
普段からルームメートや周りの学生と英語で話すことで英語の上達が早まったと思っています。
私が住んでいた寮の中にはジムもあったし、寮生の食事は食堂でのバイキングだったので料理をする必要もなかったし、とても便利でした。
ただし食堂のメニューは、ピザ、パスタ、フライ、ハンバーグ、甘いケーキ、ジュースなど、アメリカ人学生が好むような料理が多く並んでいて、栄養面から考えるとスポーツ留学生にはベストの選択ではないかもしれません。
一方、キャンパス外に住むと自分で栄養面の管理はできると思いますが、勉強とスポーツのトレーニングで疲れて帰ってきてから料理をするのが大変だったりもします。
住む地区によっては治安が悪い地区もあるので、現地をよく知っている人に事前に相談する必要もあります。
食事を用意してくれるホストファミリー宅でのホームステイは安全で、栄養面においても比較的不安は少ないのではないかと思います。
生活面で困ったことがあれば、ホストファミリーのお父さんやお母さんに相談することもできますし。
ただ、ホームステイの学生受入れに慣れているしっかりしたホストファミリーを自分ひとりで探すことは結構難しいので、大学のスタッフや現地の留学サポート業社を利用して自分に合いそうなホストファミリーを探してもらっちゃうのも手です。
快適で自分に合った環境での生活が学業やスポーツのハイパフォーマンスにつながるように思います。
2011.11.30
今日、野球の明治神宮大会が開幕します。
高校、大学の21チームが出場するこの大会が終了すると、今年の高校野球、大学野球のシーズンが終わります。どこの学校が今年のシーズンを優勝で締めくくるのでしょうか。
高校3年生はすでに夏の大会で引退しているので、おそらく今は進路に向けて勉強や練習を重ねている時期ですね。
自分が進んでいく環境で自分がどのくらいやっていけるのか、不安な気持ちを抱えながらも来年の自分をイメージして頑張っているのでしょう。
ここカリフォルニア州に隣接するアリゾナ州のユマ市で、来年2月に「合同トライアウト合宿」のリーグ戦があります。
200名近い参加選手が10チームに分かれて1ヶ月間戦い抜くリーグ戦です。
以前ヤクルトスワローズが春季キャンプを実施していたアリゾナ州ユマ市は2月でも平均気温が24℃と非常に温暖で、アメリカ国外からこのリーグ戦に参戦してくる選手達もいます。
若い日本人の野球選手たちにとって、このアリゾナウインターリーグに実際に参加することで、いろいろと明確になってくる点が多いのではと思います。
自分の野球の能力はどこまで通用するのか、
アメリカの選手達はどんな野球をやるのか、
自分の英語は通じるのか、
アメリカで野球をする為にはどんな技術を磨いていけばいいのか、などなど。
もちろん、日本から出かけて時差ぼけのまま打席に立たなくてもいいように、リーグ戦前にカリフォルニアで調整練習ができるように我々がサポートします。
2011.11.23
アメリカの大学に留学するにあたって、まずぶつかるのが英語の壁。
ある程度、日本の高校で英語に自信があっても、現地アメリカで自信をなくしてしまうというのはよくある話です。
日本の高校で勉強の時間を削って(?)野球を頑張ってきた元高校球児の学生たちが、アメリカの大学に留学して授業についていくのは結構大変なことです。
ただ、アメリカの大学の先生や運動部のコーチたちによると、スポーツ留学生の方がその他の学生よりも英語の習得スピードが速いとよく聞きます。普段から英語で瞬時にコミュニケーションを取らざるを得ない状況にいるからでしょうか。
普段は英語に苦労している私自身も、草野球の試合中だとチームメートとの英語の会話は100%理解できるし、伝えたいことを簡単に伝えられる感覚があります。
きれいに整備された大学の野球場。
4年制大学よりも入学基準が緩いコミュニティーカレッジを留学先と選んだり、基準となるTOEFLスコアがなくてもまず渡米して、語学プログラムなどで英語の力を伸ばしてから大学に入学したり、方法はいろいろあります。
大学によっては付属の語学プログラムで勉強しながら大学の野球部で練習に参加できる学校もあります。
高校野球を引退してからの実戦のブランクを長引かせることなく、英語や野球(もちろん他のスポーツでも)の能力を伸ばしていける環境が学生選手にとってベストだと思います。
スポーツを通じて英語をマスターする。そんな素晴らしい体験を多くのアスリート、特にスポーツ留学をする学生選手に体験してほしいです。
また、スポーツ留学生たちだけでなく、「サムライサンディエゴ」のような野球のサマーリーグに日本から参加する選手達にも、アメリカで野球をしながら生活できるように英語のレッスンなどのサポートが提供できればとも考えています。
2011.11.21
東洋経済7月号より
週刊東洋経済7月号「グローバルエリートを育成せよ」にアメリカの大学留学についての記事がありました。
アメリカ大学留学に必要とされる英語力はとても高く、「東大合格者の英語力でも2年制大学進学レベル」とのこと。
日本の高校生の英語力を考えると、現地の語学プログラムなどで英語力を上げて、コミュニティーカレッジ(公立2年制大学)で2年間しっかり学んでから、4年制大学に編入するのがいいのではないか。
またコミカレ-4年制大への編入だと、4年間の学費も抑えることができる。という記事が出ていました。
野球などのスポーツ留学をする学生にとっても、この「コミカレ-4年制大」というルートがいいと私は考えています。
アメリカの大学の野球部ではRoster(登録選手枠、各大学30名前後)に漏れてしまうと、練習にすら参加できないので、1、2年生がチームを結成するコミカレ野球部で多くの実践経験を積んでから4年制大学に編入する。この流れが学生選手にとって、学業面とスポーツを両立するうえでベストではないかと思います。
ただ、コミカレのスポーツチームに留学生選手の人数を制限する「外国人選手枠」制度を設けている州もあります。スポーツ留学先決定には事前の調査も重要です。
2011.11.16
大学の野球部に入り、公式戦シーズンに向けて練習を重ねて、ベンチ入り選手の発表を迎える。
日本でもアメリカでもここまでは同じような流れですが、アメリカの大学野球はここからが少し違います。
日本の大学野球部では、入学と同時に入部した選手は4年間在籍し続けることができますが、アメリカでは野球部に在籍して公式戦を戦うのはベンチ入り登録選手枠(Roster)に入れた選手のみ。
Rosterから漏れてしまった選手は野球部には残れず、翌年のシーズン開幕まで部外で待つことになります。
そして公式戦のシーズン終了とともにチームは解散し、またRosterをかけた戦いがスタートするのです。
アメリカの大学野球の公式戦シーズンは春なので、毎年、秋にはRoster入りを目指した野球部内での競争が繰り広げられます。
大学によっては10月にRosterの発表がある大学もあり、そこでRosterから漏れてしまった選手は、翌年の秋学期の始まる9月まで練習にも参加できません。
我々は野球留学をしている選手がRosterから漏れてしまった場合でも、、地元クラブチームに入団して練習や試合を重ねたり、プロアスリートが利用するトレーニング施設で練習をしたり、翌年のRoster入りへのチャレンジまで野球を続けられるような環境を整えています。
もちろん日本から来てチャレンジしている選手には全員Rosterに残って活躍して欲しいと願ってますが、Roster入りできなかった選手が半年以上も野球から遠ざかってしまうような事態は、選手のキャリアにおいて大きなマイナスだと考えています。
学生選手のアスリートとしてのキャリア全体を考えてサポートする。
これが我々の考え方の基本にあります。
2011.11.09
アメリカの大学に野球留学するために、実際に大学を回って野球部の監督・コーチに見てもらうトライアウトツアーを組むことになりました。
監督・コーチ陣が知らない選手は、その大学の生徒であっても入部テストすら受けさせてくれない大学野球部の話もよく聞きます。
留学してみたら、野球部があるのに入部できなかった。。。
留学先の大学野球部は自分がプレーするにはレベルが低すぎた、高すぎた。。。
大学のイメージが違った。。。
そうならないためにも、事前のトライアウト参加で地盤を固めておきたいところ。
アメリカ野球留学のはじめの一歩です。
2011.11.05
来年からアメリカの大学スポーツリーグに「1チーム3名まで」という外国人選手枠のルールが新たに採用されることになっています。
なんでもこの新ルールの発端は、2年制大学リーグで全米優勝した女子バレーボールチームが16名の登録選手のうち14名を外国人学生選手で揃え、他チームからクレームがついた、ということらしいです。
多くの4年制大学が所属するNCAA全米大学体育協会や、カリフォルニア州、ワシントン州など数州の大学スポーツリーグはこの新ルールを採用しないようですが、新ルールを採用するリーグの大学チームは選手構成が変わってくるかもしれません。
アメリカでのプレーを目指して大学に留学してみたら、チームに入部させてくれなかった。外国人選手枠に引っかかって選手登録枠(Roster)に残れず退部することになってしまった。翌年のシーズン開始までプレーを続ける環境が見つからない。などなど。
そういう状況にならないように、留学前に現地の情報を入手したり、登録選手枠に入れなかった場合のプランを考えておくことも必要です。
スポーツ留学生にとって渡米前の準備もすごく重要なプロセスです。
留学前にチームのレベルを調査する。入部までのセットアップをする。Rosterに漏れてしまった時のプランも用意しておく。
スポーツ留学をする学生アスリートの人たちに、現地にいるからこそできるサポートを提供することが私の使命です。
2011.11.04