2014 キャラウェイ世界ジュニアゴルフ選手権 結果報告

7月14日から7月17日にかけて、サンディエゴの各ゴルフ場にて、「キャラウェイ世界ジュニアゴルフ選手権2014」が開催されました。タイガー・ウッズ、フィルミケルソンなど世界トップの選手たちを数々輩出し、プロの登竜門ともされている、世界最大級のジュニアゴルフ選手権です。今大会において、SDSAが支援する3人のプレーヤーが出場しましたので、結果を報告します。


Boys 9-10

根本樹君 Oceanside 在住 1位

                 Scoring to Par                   Rounds     Total 
     Total      Thru   Current        1        2        3       181
        -5         F        -3       62       60       59

ついにSDSAアカデミーの支援する選手から世界一が誕生しました!

 

-樹君より。

 

 ぼくは、5才の時からゴルフを始めました。最初は、お父さんと一緒にカールスバットゴルフセンターで時々練習していました。そこで、レッスンを受けるようになりました。ぼくは、コーチからゴルフのルールやテクニック、メンタルコントロールなど色々な事を学びました。そして、コーチのすすめで7才になった時、初めてトーナメントに出場して、ゆう勝しました。とてもうれしかったので、もっと練習して色々なトーナメントで勝ちたいと思うようになりました。

 お父さんが、SDJGAに申しこんだ時に予選を勝ちぬけば、夏に行われCallaway ジュニアワールドゴルフチャンピオンシップに出場できることを知りました。それから、ぼくはそのトーナメント出場を目指して、毎日練習をするようになりました。試合でいい結果が出なかった時はくやしかったので、もっともっと練習しました。その結果、8才の時に7才~8才の部で初めてジュニアワールドに出場することが出来ました。色々な国から上手な選手が集まっていて、いっしょにプレーして勉強になりました。次の年は9才~10才の部になるのでもっと努力しなくてはいけないと思いました。9才の時も、ジュニアワールドに出場し、14位という結果となりました。

 そして、今年の初めからまたジュニアワールド出場を目指して練習を始めました。出場するには6回の予選会の上位6人に入らなくてはいけません。でも、ぼくは2回目の予選会でゆう勝した後にさこつ骨折をしてしまい、約2ヶ月間、試合に出場することが出来ませんでした。けがをした時はもうジュニアワールドには出場できないと思いました。でも、やっぱり試合に出たいので、早くけがをなおして少しずまた練習をして、前のコンディションにもどるようにがんばりました。そして、6月のオープンクオリファイでゆう勝して出場けんをもらうことが出来ました。

 7月15日~17日にジュニアワールドが行われました。今までの2年間は初日のスコアがよくなかったけど、今年は1日目はイーブンパーで9位で終えました。2日目は、パッティングが悪かったけれど、2アンダーで4位まで順位を上げました。最終日は、いつもの自分のゴルフができて、3アンダーで、合計5アンダーで逆転ゆう勝しました。最後の方のホールではサインディエゴの代表選手がみんなでおうえんしてくれてとてもうれしかったです。トロフィーをもらった時は、本当にうれしかったです。

 ぼくはゴルフを始めてから、同じ目標を持ったいい友達に出会いました。骨折をしてゴルフができなかった時も、たくさんの人に心配してもらいました。そして、ぼくは、自分をずっとサポートしてくれたたくさんの人達全員にありがとうを言いたいです。

 SDSAのみなさん、いつもぼくをサポートしてくれてありがとうございます。これからも、もっと練習してがんばっていきますので、よろしくおねがいします。


保護者からのコメント。

 

 今年の世界ジュニアゴルフ選手権開催前に二人で目標を立てておりました。一つは”昨年より良いスコアで回ろう!”、もう一つは”6位入賞でシードを獲得し、またサンディエゴに戻ってくるぞ!”でした。前者は普段通りのプレーができれば達成できる目標、後者は普段以上のプレーができれば達成できる目標でした。

 それが蓋を開けてみたら、これらの目標を遥かに飛び越え、優勝してしまいました。正直、別人のようにプレーする彼にどうしちゃったの?と信じられない思いでいました。本人の日頃の努力はもちろんあるとは思いますが、多少の運と、SDSA様、先輩日本人ジュニア、日頃のライバルや友達の応援に後押しされた結果だと思います。実際、トーナメント終盤には沢山の方々が彼に声援を送ってくれて、非常に心強かったと思います。

 彼にとって、最高の結果で今年の大会の幕が閉じたわけですが、この結果が彼の夢やゴールではないようです。驕ることなく次のステップに向かって準備をして欲しいと思います。

 最後に、これからサンディエゴを離れ日本に帰国しますが、ここでの皆様との出会いに感謝するとともにいい思い出を作ることができました。遠く離れてしまいますが、これからもご指導ご鞭撻の程、宜しくお願い申し上げます。



Boys 9-10

原島怜君 Chula Vista 在住 54位タイ

                Scoring to Par                  Rounds      Total 
    Total      Thru   Current       1        2       3       203
     +17         F       +5      64       72      67

‐怜君より。

 

 2日目と3日目に得意のパターが決まらなくて悔しかった。でもたくさん勉強になった。友達(各国の)がいっぱいできて楽しかった。これからもベストなスコアがでるように頑張ろうと思う。

 

保護者からのコメント。

 

今回、3日間、私が観客として見ましたが、各国の選手とすぐに友達になれて、楽しそうにプレイしていました。結果も自己ベストが更新できて親としては良くやったと思います。本人は2日目に崩れたのが残念なようですが、投げ出さずに最後まで頑張ってプレーしていました。去年よりもまた少し成長したように思えました。今年もいい経験が出来たことを感謝いたします。ありがとうございました。



Girls 9-10

ツルカレン Carlsbad 在住 20位タイ

                 Scoring to Par                   Rounds     Total 
     Total      Thru   Current       1        2       3       188
      +20         F        +9      65       58      65

保護者からのコメント。

 

今年も3日間の間につまらないミスが5打はあったのはもったいなかったです。大きな大会で強豪との鬩ぎあいの経験が不足していたのが要因だと思いました。

最終日のバンカーショットのミスからパニックになってしまい、平静を取り戻すまでに時間がかかってフロント9ではトリプル一回、ダブル2回を叩く状態になっていましたから・・あの最終日の痛恨の一打が結果の全てだったとも思います。

カレンは9歳の年少ての出場でしたが、優勝したアレクサや日本代表の9歳の子たちは、体の大きな10歳の子達と比べても、引けを取らないゴルフをしていたので、やはり経験不足と練習が足らないと感じました。

まずは練習に臨む態度からしっかりと改めて、ゴルフをやらせてもらえている感謝の気持ちを持たせて、大人になった時に社会にでて恥ずかしいくない人間教育の一環になってくれればと願っています。

来年は”台風の目”のような存在になれるように頑張ります。