2014年

6月

25日

アメリカ代表がもたらすサッカー大革命

アメリカ サッカー ニュース

6月12日に開幕した2014年ブラジルワールドカップ。我らが日本代表は惜しくも1分け2敗でグループリーグ敗退となってしまい、日本国内でのワールドカップ熱は少々おさまったのではないかと思います。そんな中ここアメリカでは、期待以上の戦いをみせるアメリカ代表の健闘もあり未だ熱狂的な盛り上がりを見せています。

 

アメリカが入ったグループリーグG組には、W杯歴代3回の優勝を誇るドイツ(FIFAランキング2位)、世界的ビッグスターのクリスティアーノ・ロナウドを擁するポルトガル(FIFAランキング4位)、そして圧倒的な身体能力を誇るガーナ(FIFAランキング37位)と、いずれも実力を十分に兼ね備えたチ

ームが顔を合わせました。アメリカもFIFAランキングでは13位と、日本の46位に比べると非常に高い位置にいますが、前評判ではドイツと ポルトガルが一歩抜け出しているという見解がされていました。

 

しかしワールドカップはFIFAランキングで決まるものではありません。各チームが2試合を終えグループリーグ最終戦のみを残した現在、ドイツとアメリカが1勝1分で勝ち点4、そしてポルトガルとガーナが1分1敗の勝ち点1と、アメリカは決勝トーナメント進出まであと一歩のところまできています。初戦でガーナに2-1で勝利したアメリカは、第2戦では格上のポルトガルに2‐2の引き分け、それも残り1分まで2‐1でリードしている状況でした。最後には、負けると後のないポルトガルが意地をみせ引き分けに持ち込みましたが、試合内容はほぼ互角だったといえます。

 

今回のアメリカの強さのポイントはユルゲン・クリンスマン監督にあるのではないかと思います。ドイツで生まれたユルゲン・クリンスマンは、選手時代にはドイツ代表で長年主将を務め、1990年のイタリアワールドカップでは優勝を経験するなど、輝かしい成績を収めました。その後指導者に転向したクリンスマンは、2004年にドイツ代表監督に就任し、2006年のドイツワールドカップでは3位に輝くなど、指導者としても素晴らしい実績を残します。

 

ユルゲン・クリンスマンはその後バイエルン・ミュウヘンの監督を経て、2011年からはアメリカ代表の監督に就任します。そこで彼は、欧米で活躍する二重国籍の選手たちをアメリカ代表に招集したり、戦術面でも従来のカウンター重視のスタイルから、ポゼッション志向のスタイルに変えたりするなど、大胆な改革を図ります。そして臨んだ今回のワールドカップでは、ユルゲン・クリンスマンの采配がずばり的中し、下馬評を覆す結果を出しています。決勝トーナメント進出をかけた26日のドイツ戦では、引き分け以上、もしくは負けてもガーナvsポルトガルの結果次第では予選突破と、非常に優位にあります。

 

現在アメリカでは、バスケットボール、野球、アメリカンフットボール、そしてホッケーが絶大な人気を博していますが、今回のブラジルワールドカップを期にサッカー人気に拍車がかかる可能性は十分にあります。いずれにしても重要となるのは26日のドイツ戦です。大革命を期にレベルアップしたアメリカ代表が、アメリカスポーツに大革命を起こす日もそう遠くはないかもしれません。

 

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