日本にはないリーグ、「PDL」が面白い!

 アメリカサッカーを知るうえで一番押さえてほしいのが、実は4部以降のアマチュアリーグだということは、前回紹介させて頂きました。そのアマチュアリーグでも、みなさんに是非注目してほしいのが、4部にあたるPDL(Premier Development League)です。この4部PDLはプロ選手育成リーグとの呼ばれ方をされ、アマチュアリーグとしては最高峰の位置づけをされています。

 アメリカの大学サッカーは日本と異なり、大学が休みとなる夏の期間にはトレーニングを実施しません。なので、大学生選手は秋から始まる公式戦シーズンに向けて、各自コンディションを保つ必要があります。そこで彼らが参加するのが、プロ育成兼大学サマーリーグであるこのPDLなのです。PDLにはNCAAディビジョン1(アメリカ大学サッカーリーグのトップリーグ)に所属する大学生を中軸に編成され、レベルは非常に高いです。さらにPDLには、23歳以上の選手を起用できる「オーバーエイジ制度」が適用され、8名までなら大学生以上の選手も起用することが可能です。

そのため、MLS(メジャーリーグサッカー)で戦力外通告を受けた選手や、けがを理由にプロの世界から契約を解除された選手達が、プレーの場をPDLに移すこともあります。

 

 夏の期間にPDLへ参加した選手が、その翌年1月に開催されるMLSドラフト会議(1部MLS全チームによるドラフト会議)に名前が挙がるという事が多いのも特徴です。その証拠に、2011年の1月に開催されたMLSドラフトでは、全指名選手54名のうち、なんと37名もの選手がPDL出身選手でした。さらにその中でも、ドラフト10巡目までには8名ものPDL出身選手が選出され、これはPDLのレベルの高さ、そしてMLSとの繋がりを証明するのには申し分ない事実です。これらのからも、4部PDLというのはプロ育成という呼ばれ方をされ、プロ選手の登竜門とされているのです

 

 さらにPDLには、1部MLSや3部USL Pro(共にプロリーグ)のチームがオーナーとして運営しているチームも11チームあり、プロリーグとの繋がりは非常に強く太いものがあります。

アメリカサッカー留学 PDL サンディエゴサッカーチーム
かの有名なIMGアカデミーもPDLにチームを所有

 PDLの存在意義は、将来のスター選手輩出という点とMLSに対するより深い知識習得という点にあると感じます。PDLを知ることで、MLSへ行ってからの彼らの成長具合や、彼らのプレースタイルの変化からみるMLS各チームの方針、戦術などの、MLSだけ観てては分からない点まで深く理解できてくるのです。また、大学公式リーグでは敵同士の大学生プレーヤーが、PDLではチームメイトとして戦う事も面白さの一つです。勝つために、敵味方関係なく一つにまとまれるのは、団体競技の素晴らしさだと思います。

 

よりアメリカサッカーを知るため、楽しむために、まずは4部PDLに目を向けてみてください!!

 

PDLの詳細は、こちらからもご覧いただけます。(PDLオフィシャルウェブサイト)

参考:http://www.insidemnsoccer.com/2011/01/15/usl-premier-development-league-pdl-making-its-mark-in-mls/

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