2014年

10月

13日

サッカー留学生特集 ~樫本芹菜~

 アメリカでサッカーを頑張る日本人選手を特集するこのコーナー。第一弾となる今回は、現在インディアナ州のバトラー大学女子サッカー部に所属する、樫本芹菜さんを紹介します。今年の夏には、アメリカ女子サッカーリーグの2部にあたるW-League(女子サッカーサマーリーグ)に参加し、シーズンを通して素晴らしいパフォーマンスを魅せた大学生選手10人に贈られる、「Top W-League College Performers」にも選出され、アメリカ大学女子サッカー界でも注目を浴びる選手の一人として知られています。

 

 そんな樫本芹菜さんに今回、大学での様子、アメリカの大学女子サッカー、現在の生活スタイルなどについて、インタビューをさせて頂きました。

 

経歴:

1.渡米をしようと思ったきっかけはなんですか?

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 幸運なことに、私は高校時代に各年代で日本代表に選出され、プレーさせてもらうことが出来ました。その際、様々な国のチームと試合をする機会があり、その中で感じた日本と海外の一番の違いは、球際のあたりの強さでした。日本人の技術は世界でもトップクラスですが、ボールに対するアプローチは世界の方が強いと感じ、また、これは世界でないと経験できない事だと感じました。プロのサッカー選手になるということはもちろんですが、その他にも日本の代表としてワールドカップやオリンピックに出場し、日本の優勝に貢献する事も、私の目標の一つです。

 

 各年代での日本代表経験を通して、世界の舞台で外国人を相手に勝ちたいのに、どうして日本で、日本人を相手にサッカーをしているんだろう、という思いが強まり、海外でサッカーをしたいと考えるようになりました。

 

 そして、私の海外でプレーしたいという願いを叶えてくれたのが、現在バトラー大学でゴールキーパーコーチを担当し、私の高校のコーチの知人でもあるエリースでした。彼女がバトラー大学の監督に私の事を伝えてくれて、英語の試験さえ合格すれば、奨学金をもらいながらバトラー大学でサッカーが出来る事に決まりました。

 

2.想像していたアメリカサッカーと、実際の違いはありますか?

 

アメリカのサッカーはもっとロングボールを多用し、身体能力に任せたサッカーをするイメージがあったけど、意外とパスを繋いでチームプレーをしてくるチームが多いという点は、私の想像と異なりました。

 

3.芹菜さんが感じる、アメリカのサッカースタイルを教えて下さい。

 

 やはりアメリカサッカーの一番の特徴は、球際の厳しさだと思います。アメリカでは、身体の大きな選手がガンガンぶつかってきます。そのようなプレッシャーの中で落ち着いて自分のプレーをしなければいけないので、とても良い経験になりますし、それは自信にも繋がります。特にMFのポジションでプレーするときは、360度どこからでもプレッシャーを受けます。1ヶ月ほど前の試合では、後方から激しいチャージを受け、松葉杖生活を余儀なくました。

 

 

 アメリカのサッカースタイルを日本と比較すると、やはり日本のほうが断然プレーの柔らかさや全体的な技術レベルは上だと思いますが、アメリカ人の、近距離でもシュートのようなかなり強いパスを配球し、それを足元に正確にトラップする受け手を見ると、技術が高いのか、そうでないのか、よく分からない部分があります。

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4.大学での専攻科目を教えて下さい。

 大学ではHuman Movement and Health Science (Exercise Science)を専攻しています。ここでは保健体育の教師になるための知識や技術を教える授業が中心です。とても小さな学部ですが、そのぶん先生との距離が近く、みんながお互いによく知りあっているような学部なので、とても勉強しやすい環境ではあります。

 

 日本人が気にするアメリカの大学の宿題の量ですが、平日はだいたい2時間もあれば全部の宿題が終わる程の量です。しかし週末をはさむ時はもう少し多いです。ただ私の場合は人より時間がかかるので、他の生徒はもう少し短い時間で終わると思います。

 

5.現在の生活スタイルを教えて下さい

 現在はサッカーと勉強が中心の生活です。時間があるときは部屋で寝ているか、インターネットで動画をみています。時間割によってスケジュールはかなり変動しますが、平日は基本的に下記のスケジュールの繰り返しです。

月曜日

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火曜日

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 6.今後の目標を教えて下さい。

 

 まずは、大学を卒業後に、プロのサッカー選手になることが目標です。プレーの場としては、女子サッカー界では特にレベルの高い、アメリカ又はドイツを希望し、そのためにトライアウトを受けることを考えています。それと同時に、高校時代まで選出され続けていた日本代表への復帰も、今後の目標としてあります。

 

 現役引退後には、指導者としての勉強を日本、もしくは現在最も素晴らしい指導者育成プログラムを提供しているイングランドで学び、指導者として女子サッカーの発展に貢献します。

 

 7.アメリカ留学を目指す人に向けてアドバイスを下さい。

 

 もしチャレンジしたい気持ちがあるなら、怖がらずにどんどんチャレンジするべきだと思います。日米間では文化の違いもあり、日本の常識はアメリカでは通用しない事が多いため、かなり苦労するとは思いますが、その経験はサッカーだけに限らず、色々な事でプラスになるはずです。私も、正直渡米を悩んでいた時期があり、最終的には「やらない後悔よりやる後悔!」という思いで決断しましたが、今では、万が一この決断が良い結果に繋がらないような事になったとしても、逃げずにチャレンジした事を、今後、後悔することはないと思います。

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