アメリカが誇るサッカー発展を後押しする絶対的な資金力

 アメリカサッカーの人気が急上昇しているのはアメリカでは周知の事実であります。アメリカのスポーツ専門チャンネルESPNがアメリカ在住の子供たちを対象に実施した世論調査によると、今日のMLS(サッカー)の人気は、MLB(野球)以上にまでのし上がってきているそうです。さらに国際サッカー連盟FIFAの発表では、2014年のブラジルW杯において、アメリカ代表ファンが購入したチケット購入枚数は、開催国のブラジルに次いで世界で2番目の売り上げを記録しました。

 

 そしてサッカーファンの向上と比例して上向きにあるのが、サッカーのレベルです。今年のW杯アメリカ代表メンバー23名のうち、アメリカ国内MLSでプレーする選手は半数以下の10名のみでした。これは2006年ドイツW杯と2002年日韓W杯時の12名、さらに1998年フランスW杯時の16名と比較して最も低い数字です。これは国内でプレーする選手の数が減少し、さらに質の高い海外でプレーする選手の数が増加した事を表す結果となり、ファンだけでなくサッカーレベルの向上も証明されています。

 

 たった18年の歴史しかないMLSがメインリーグとなっているアメリカサッカーがこのような急成長を成し遂げている理由の一つともあるのが、その資金力です。MLSにはオフィシャルスポンサーとして、大手テレビコミュニケーション会社であるat&tや大手金融機関Wells Fargo、さらにXbox やWindows などを含む26社があり、Jリーグのトップスポンサー数7つと比較すると4倍弱にも昇ります。これに加えてMLSには莫大な放映権料が入ります。MLSは2014年4月、アメリカ大手メディア企業ESPN、FOX Spors、そしてUnivision Deportesの3社と2015年から2022年までの8年契約を結びました。この契約により、来季からのMLS放映権料は今までの18億ドル(約1800億円)から5倍の90億ドル(約9000億円)にまで上がり、Jリーグの2013年度の放映権料が50億円であることと比較すると、約180倍と桁外れであることが分かります。今回のW杯でもベスト16に進出したアメリカはFIFAから900億円の賞金を得ています(グループリーグ敗退の日本は800億円)。

 

国の面積や人口、資金や全体の国力などあらゆる面から見ても今後さらに発展の可能性のあるアメリカサッカー。

日本が見習うべき、そして進出すべき市場であることに間違いありません。

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