米国大学サッカー試合観戦記 

Division 1

Division 2


 2月28(土)、サンディエゴ州立大学のサッカー場にて、NCAAディビジョン1に所属するサンディエゴ州立大学と、NCAAディビジョン2に所属するカリフォルニア州立大学フラートン校(以下フラートン校)の練習試合が行われました。

 

試合は、雨がぱらつく濡れたピッチの中、前後半45分ハーフで1試合が行われました。

 

 ホームでの試合となった白のユニフォームのサンディエゴ州立大学は、全体的に長身の選手を揃え、守備から試合のリズムを作り、ピッチを広く使った迫力のある両サイドからの攻撃が特徴的でした。対する紺とオレンジの横じまのユニフォームのフラートン校は、中盤に小柄な選手が目立ち、シンプルなボールさばきと個々の技術の高さで状況を打開していくスタイルが特徴的でした。

 

 試合は、守備からうまくリズムを作ったサンディエゴ州立大学がポゼッション率でフラートン校を上回り、前半の早い時間に先制点を奪います。失点を許したフラートン校も、素早いプレッシャーと小刻みなパス回しから攻勢に出ますが、なかなかラストパスにまでは至りません。試合はそのまま1-0でサンディエゴ州立大学がリードし、後半を迎えます。

 

 後半に入っても、サンディエゴ州立大学が試合のペースを握り、得意のサイド攻撃とPKからさらに2点を追加します。フラートン校も、中盤での連動した動きと早いパス回しで何度か良い組み立てを魅せるも、決定機を迎えること無く試合はそのままま終了します。結果は、ホームのサンディエゴ州立大学が3-0で勝利しました。

 

 ディビジョンの異なる大学同士の試合ではあったものの、3-0という結果ほど、両校に実力の差があった様には思えませんでした。ただ両校の決定的な違いとしては、現時点でのチームの完成度だと思います。米国の大学サッカーは毎年9月にシーズンを迎えるため、この時期はチーム作りの段階として、様々なシステムを試したり、選手を入れ替えたりと試行錯誤を繰り返し、9月にベストな状態をもっていけるように調整します。チームとして、守備からのサイド攻撃という明確なスタイルが確立され、それを表現できていたサンディエゴ州立大学と、まだこれといったスタイルが確立されていなかった(確立されていたたとしても表現できていなかった)フラートン校の、現時点でのチームの完成度の差が結果に現れたのだと思います。

 

 いずれにせよ、両校とも実力のあるチームに間違いはないので、9月のシーズン開幕時にどんなチームになっているか、非常に楽しみです。

提携機関

アメリカ総合留学