日本人選手のプロクラブ加入を後押し!PDLに参入予定のあるクラブとは?

 アメリカサッカーニュースではお馴染みとなっているPDL(通称:プロサッカー選手育成リーグ)。またPDLか。。と思う人もいるかとは思いますが、そのPDLが持つ価値や魅力が、日本での認知度と全く比例していないため、このアメリカサッカーニュースではくどいほど伝えていこうと思います。アメリカの大学にサッカー進学を目指す高校生や、アメリカでプロサッカークラブへの加入を真剣に目指す現役大学生・社会人選手には、必ず知ってもらいたいプロへの登竜門リーグですので、是非今回の記事も最後まで目を通してもらえればと思います。


 まずはPDLをまだ知らない方のために、簡単におさらいをしていきます。PDLとは、アメリカサッカーリーグの4部にあたるプロサッカー選手育成リーグです。このPDLは、アメリカでプロサッカー選手になることを目指す選手が参加するアマチュアリーグとしてあり、アメリカではプロへの登竜門との認識をされています。参加対象となるのは、現役大学サッカー部の学生選手です。アメリカの大学サッカーは、大学が夏休みとなる期間(*6月~8月下旬)に一切トレーニングを行なわないため、学生選手は9月からの公式戦シーズンに向けて、各自でコンディション調整を行わなければいけません。そこで設立されたのがPDLでした。                                      *大学によっても変動

PDLクラブとUSL Pro のエキシビジョンマッチでも4,275人の観客動員数を記録
PDLクラブとUSL Pro のエキシビジョンマッチでも4,275人の観客動員数を記録

 もともとは、学生選手へプレーの場を提供するためのリーグに過ぎなかったPDLも、そこに参加する学生選手の能力の高さがリーグの付加価値となり、その存在はいつしか、MLSやUSLProといったプロリーグが、クラブの強化や底上げを目的として注目を置くリーグへと発展していきました。2015年現在では、PDLに所属する63クラブの中には、シアトル・サンダースシカゴ・ファイアといったMLSで活躍するクラブのリザーブチームが存在するほか、サンノゼ・アースクエイクス(同じくMLS)と傘下関係にあるクラブも存在します。

 

 

 

 

 このPDLとMLSの繋がりは、*MLSドラフト会議の結果にも表れています。2015年のMLSドラフト会議では、全体の選出数84名のうち、PDLでのプレー経験がある選手は58名にも及びました。さらに、2007年から2015年までのMLSドラフト会議の総選出数とそのうちのPDL出身選手数の割合を見ると、MLSドラフト会議では70%の割合でPDL出身選手が選出されています。プロへの登竜門と呼ばれる理由が少しは理解して頂けたのではないでしょうか。                                  *MLSにおいて、新人選手を獲得するために実施される会議

 

 このように説明すると、なかには、「日本の大学に在学中なのですが、PDLに加入できますか?」という質問や、「社会人の私でもプレーできますか?」等の質問をくれる方がいます。そこで重要となるのが、PDLが採用する「外国人枠」と「オーバーエイジ枠」です。PDLに所属する全クラブには、選手登録の際のオプションシステムとして、外国人選手を8名まで登録できる「外国人枠」と、23歳以上の選手を8名まで登録できる「オーバーエイジ枠」が設けられています。クラブはこれらを利用する事で、海外の学生や、過去にMLSでのプレー経験がある23歳以上の選手などを獲得する事も可能になります。

 

 2016年には、弊社が拠点を置くカリフォルニア州サンディエゴにも、新たなPDLクラブが設立予定との情報を入手しています。はっきりとした事は言えませんが、当クラブには日本人のオーナーが就任予定との事で、日本人選手のMLS加入に焦点を定めたクラブ経営を目指すとの声も、現地には流れています。当クラブが参入するであろうディビジョンには、MLSのサンノゼ・アースクエイクスと傘下関係にあるバーリンゲーム・ドラゴンズFCも所属しており、MLSクラブ加入を目指す日本人の学生選手にとっては、とても貴重なプロモーションの場となる事が期待されます。ますます目が離せなくなったPDLに、今後も注目です。

提携機関

アメリカ総合留学