全日本高校女子サッカー選手権4強が決定。日米の女子サッカー界が注目する理由とは。

 

 第23回全日本高等学校女子サッカー選手権大会は6日、兵庫県神戸市で準決勝が行われ、藤枝順心(静岡)が3−2で鳳凰(九州第2)を下した。 これで藤枝順心は2年連続となるベスト4進出を決め、 今日の準決勝に臨む。

 

 本大会は毎年年始に開催され、全国から予選を勝ち抜いた32校が出場、トーナメントを勝ち抜き優勝を目指す。今大会では、日本時間の6日に行われ た準々決勝の結果、藤枝順心、大商学園(大阪)、修徳(東京)、神村学園(鹿児島)がベスト4に勝ち残った。日本時間の今日7日、午前11時から行われる 準決勝では、藤枝順心が夏のインターハイ準優勝校・大商学園と対峙する。大商学園は、今大会の全3試合で5得点以上をあげた上で完封勝利を収めており、こ こまで順調に駒を進めてきた藤枝順心にとっても、手強い相手となる。夏のインターハイでは、大商学園・藤枝順心ともに優勝校となった日ノ本学園に敗れており、両校の優勝にかける想いは強い。

 

4強が決定した高校女子サッカー選手権大会
4強が決定した高校女子サッカー選手権大会
静岡代表の藤枝順心が準決勝に駒を進めた。
静岡代表の藤枝順心が準決勝に駒を進めた。

 

 昨年の女子サッカーW杯では準優勝、 12月には日本代表の澤穂希が現役を引退し、世代交代の時期を迎えた日本女子サッカーへの注目度は高い。2014年にコスタリカで開催されたU-17女子 W杯では、決勝でスペインを破り初優勝を果たすなど、日本女子サッカーの若い選手たちには期待が集まっている。今大会の出場校の中には、卒業後にプロへの 道を進む生徒もおり、国内の高校・大学・プロチームの関係者が一堂に注目しているのが高校女子サッカー選手権大会である。

 

 一方で、日本の高校女子サッカーに注目しているのは国内のサッカー界だけではない。本コラムでもアメリカでのサッカー留学に挑戦する女子学生を特集したが、アメリカ大学の日本の女子サッカー選手に対する評価は非常に高い。昨年の女子サッカーW杯では決勝で日本を破り、女子サッカー界の王者の座に君臨するアメリカだが、その強さの源となっているのが、女子サッカー選手のために準備されている大学からの潤沢な奨学金である。アメリカでは近年、留学生にも授業料から生活費までカバーする全額奨学金のオファーが増えており、より高いレベルでのプレーを望む日本人女子生徒の獲得が進んでいる。レベルの高い選手を獲得したい米国の大学と、語学の習得や現役引退後のキャリアを考える生徒の需要と供給が一致した結果である。

 

  今回の高校女子サッカー選手権大会にも、アメリカの大学のサッカー部コーチが視察に訪れており、未来の留学生候補達のプレーに目を光らせている。青春をかけて闘う選手たちと、世界一を目指す日本女子サッカー界、そして世界一をひた走るアメリカ女子サッカー界、様々な想いが交差しながら、今大会は日本時間の10日に決勝を迎える。

 

 

提携機関

アメリカ総合留学