2016年

1月

27日

米国サッカー界の英雄ランドン・ドノバン氏がサンディエゴに3部USLクラブの創設を画策中。

 201412月に米国サッカー界からの現役引退を表明した米国の英雄ランドン・ドノバン氏(以下ドノバン氏)が、今度はサッカークラブのオーナーとして、再び米国サッカー界に帰ってくる可能性が浮上している。16111日にEmpire of Soccer に掲載された記事によると、現在ドノバン氏はプロサッカークラブの共同オーナーとしてクラブ創設を画策しているとのことで、そのターゲット市場ともなっているのが、未だプロサッカークラブが存在しないカリフォルニア州サンディエゴとのこと。ドノバン氏といえば、自身のサッカー人生の半数以上をロサンゼルスに本拠地を置く“LA Galaxy”(1MLS で過ごしており、南カリフォルニアのサッカー事情には精通している。人口330万人を誇り、数多くの豪ユースクラブがひしめくサンディエゴだけあり、度々ここでのプロサッカークラブ誕生は噂されていた。いつ誰が行動を起こしてもおかしくない魅力的なマーケットに違いはなかった。そして今回、遂にサンディエゴでの3USLクラブ誕生に関する記事が配信され、そこにいたのが、あのドノバン氏であったのだ。

 

 Empire of Soccer によると、ドノバン氏は、元イングランド代表でLA Galaxyのユースチームでのコーチ経験のあるワレン・バートン氏と共に、2017年からのサンディエゴでのUSLクラブ創設に向けてクラブ創設に向けた動きをしているとのこと。最終的な目標には、MLSクラブの創設もあるという。

元パドレスのオーナーであるジョン・ムーアズ氏もサンディエゴでのMLSクラブ創設には強い関心を示している
元パドレスのオーナーであるジョン・ムーアズ氏もサンディエゴでのMLSクラブ創設には強い関心を示している

 

 昨年の12月には、サンディエゴの地元メディア San Diego Union-Tribune” が、サンディエゴにてMLSクラブの創設が着々と進行中であるとの記事を配信し、話題を呼んだばかりだ。その際には、プロジェクトを進行する主要人物として、1994年から2012年までサンディエゴ・パドレス(MLB)のオーナーを務めたジョン・ムーアズ氏の名前が取り沙汰された。ドノバン氏のUSLクラブ創設が事実であれば、強力な資金提供者として、このジョン・ムーアズ氏が絡んでいる事は大いに予想される。

 近年、プロサッカー選手がプロサッカークラブのオーナーとしてクラブ買収や創設に乗り出すというケースが増えている。元ブラジル代表のロナウド氏や元イタリア代表のマルディーニ氏は米国2NASLクラブの共同オーナーに就任しており、我々の身近なところで言えば、日本代表の本田圭介選手もオーストリア3SVホルンのオーナーとなり、クラブ運営に携わっている。それぞれ、クラブオーナーへの就任には、彼らに強い影響を与えた人物がいた事であろう。ドノバン氏の場合も、LA Galaxy3年間チームメートとしてプレーしたデビット・ベッカム氏の影響が大きかったはずだ。ベッカム氏と言えば、現在フロリダ州マイアミ市にて新たなMLSクラブの立ち上げに共同オーナーとして携わっており、2018年からのMLS参入に向け日々奮闘している。そんなベッカム氏とドノバン氏は、LA Galaxy で一時代を築いた仲。ベッカム氏の数多いサッカー仲間の中でも、ドノバン氏はベッカム氏の主催するチャリティーマッチに招待されるほどの盟友だ。ドノバン氏がクラブオーナーを目指すきっかけとなったのも、この盟友の影響が大きかったであろう。

 

 サンディエゴでのプロサッカークラブ誕生に向けた動きは着々と進んでいる。この度、具体的にドノバン氏の名前も公表され、その信憑性はこれまで以上に高まっている。今やサッカーマーケットとしてのサンディエゴの価値は米国サッカー界の英雄が目をつけるほどまでに高騰し、ここでのサッカークラブの競争は、今後更に激化していくことが予想される。


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