サッカー留学希望者必見、NCAAが保持する3つのDivision

NCAAのシンボルマーク
NCAAのシンボルマーク

 

 今回は、以前、「アメリカでの女子サッカー留学が持つ6つの魅力」の中で触れたNCAAのDvision制度ついて詳しく紹介する。

 

 NCAA (National Collegiate Athletic Association) とは、アメリカの大学における体育協会に当たる組織であり、大学スポーツの健全な運営に取り組んでいる1,200以上の教育機関、競技連盟、競技組織によって構成され、所属する大学の全スポーツチーム間の連絡調整や記録の管理など、様々な運営支援を行っている。また、NCAAは、スポーツと勉学の文武両道を至上命題としており、カレッジからの3年次編入の学生については、カレッジの卒業資格を取得した選手のみが所属を許可されている。協会が運営する競技の種目は、アメリカで人気のアメフトを始め、野球、サッカー、ゴルフ、バスケ等様々である。現在、NCAAは23の競技で、88の大会を運営し、1,200以上の大学から4万人以上の選手が参加している。

 

 NCAAは、3つのDivisionから構成されており、それぞれのDivisionによってレベル分けがなされている。

 

 

Division 1

 NCAAのDivision 1は、 アメリカで最もレベルの高い大学リーグとされ、全米屈指の強豪大学が集まる。このため、プロチームからのスカウトを受ける可能性も高い。現在、Division 1は、350の 大学、6,000チーム、約170,000名の学生選手が所属しており、NCAAはこの管理やリーグ運営を行っている。Division1の女子サッカーには、327チームが所属し、毎年32チームがプレーオフに進み、全米最強の大学チームの座をかけた試合が行われている。

 Division 1は、最も規模が大きく、各大学の女子サッカー部に所属する選手14名へ、NCAAからの奨学金が準備されている。Division 1は、Division 2, 3よりも多くの奨学金が設置されており、Division1は、練習量の多さや競技のレベルが高いことからも、本気でスポーツに取り組みたいと思う選手に適しているDivisionであるといえる。

 

Division1に所属する大学 (2015年成績順)

1. Pennsylvania State University

2. Florida State University

3. Rutgers University

 

以前紹介した記事でも述べたが、現在、日本人の樫本芹菜さんが所属するバトラー大学は、女子サッカー部のために、専用のグラウンドやトレーニング施設を設けている。その結果、NCAA79位の結果を残している。また、2017年から日本人学生が進学予定のケンタッキー大学女子サッカー部は、全米58位の好成績を残している。

 

 

Division 2

  NCAAのDivision 2は、アメリカで2番目にレベルの高いリーグとされ、アラスカやハワイも含む、44州の300大学が所属する。Division2の女子サッカーには、48チームが所属している。Division2はAtlantic, Central, East, Midwest, South, South Central, Southeast, Westの9つのリーグに分けられ、それぞれの地域で活動を行っている。

 Division 2でも、奨学金制度を設置しており、NCAAから各大学10名の学生選手へ全額奨学金を授与することが可能である。

 

以前紹介したポイントローマ大学ナザレ校は、Division2に所属し、NCAA Westカンファレンス 7位の結果を残している。

 

 

Division 3

 NCAA Division3は、444校の大学が属し、17,000人の選手が参加する。Division3も同様に、スポーツをしながら勉学に力を入れたい選手のために創設されたものである。Division3には、NCAAからの奨学金は設置されていないが、大学からの奨学金が豊富に設置されている。Division3では、学業に支障を与えないために、練習時間が短いことや、シーズン以外の練習が行われないことが多い。

 

 

 アメリカで部活動に参加するということは、練習や試合に多くの時間を割くことになるため、練習時間をいかに上手く利用し、如何に勉強と部活を両立できるかが、鍵となる。どのDivisionでも、勉学で優秀な成績を残し、スポーツにおいても好成績を残し、勉学とスポーツを両立をして大いに活躍する留学生は存在する。

 NCAAのDivision1から3の大学は、チームのレベルや活動時間が異なり、それぞれの特徴を持っている。サッカー留学に挑戦するにあたって、どのDivisionの大学が自分の実力に見合うのか、それを見極めることが、サッカー留学を成功させるための第一歩となる。

 

 

提携機関

アメリカ総合留学