2016年

7月

05日

11試合無敗、サンディエゴ初のPDLチームの快進撃が全米に衝撃を与える。

 

苦しい時にこそ、いかに頑張り、結果を残せるかでその人間の真価が問われる。

 

これはスポーツにおける”強いチーム”にもいえることだろう。

 

昨季欧州サッカー界に、"ミラクルレスター"旋風を巻き起こしたプレミアリーグ王者レスターも、シーズン終盤エース・ヴァーディを出場停止で欠いた際、代わりに入ったウジョアがしっかりと結果を残し首位を守り抜いた。

 

2003-04シーズンに無敗優勝を達成したアーセナルのように、かつて”サー・ファギー”が率いたマンチェスター・ユナイテッドのように、たとえ主力メンバーが揃っていなくても、チームが不調でも、”勝者のメンタリティー”が根付いたチームには底知れない力がある。

 

 

2016年、PDLに初参戦したサンディエゴのチームには、早くもその”勝者のメンタリティー”の片鱗が見え始めた。

 

先月22日に行われたPDL第十節では、前半にエースFWマットを退場で欠きながらも、試合終盤にFWギャレットの劇的ゴールで2-1と勝ち越した。25日の強豪フレズノ・フエゴFC戦、今月2日のVCフュージョン戦はともに引き分けたものの、これで11試合無敗。PDLは残り2試合、首位FCトゥーソンに次ぐ2位をキープし、プレーオフ進出も現実味を帯びてきた

 

 

PDLが毎週発表する、各地域ごとのパワーランキングにおいても、ゼストはWesternカンファレンス18チーム中、堂々の3位。1位には開幕から無敗の強豪FCトゥーソン、そして2位には得点ランクトップのチェイニー擁するフレズノ・フエゴFCが続く。

 

PDL参戦1年目にして奮闘するゼストの活躍は今や無視できないものとなり、アメリカ国内外から注目され始めている。

 

 

 

しかし、注目されているのはチームの成績だけではない。現在、サンディエゴゼストFCのスポンサーリストには、全米各地に計50,000以上の代理店を持つ大手保険会社ファーマーズ保険グループ、LAに本社を置く大手金融機関シティ・ナショナル・バンクなど、そうそうたる顔ぶれが並ぶ。

 

先日には、日本でも広く知られる食用キノコ最大手「ホクト」とのスポンサー契約締結を発表し、ビジネス面でも着々と成果を挙げている 

 

 

 

それだけではない。多くの可能性を秘めたゼストに対し、プロチームからの注目も熱い。

 

事実、サンディエゴゼストFCの開幕戦となったFCトゥーソン戦には、初戦にもかかわらず多くのMLS(米国1部「メジャーリーグサッカー」)チームのスカウトが視察に訪れた。また今月2日、ホームマディソンハイスクールで行われたVCフュージョン戦にも、昨季のMLS優勝チーム「ポートランド・ティンバース」のスカウトが視察に訪れ、将来のMLSプレイヤーとなるような逸材を見定めていた。

 

 

また、先月26日には昨季オーストリア2部昇格を果たしたSVホルンのトライアウトがサンディエゴで実施され、ゼストからも10名の選手が参加した。トライアウトの中で、ゼストに所属する期待の若手エリック・ホルト(UCLA)が唯一、SVホルンのオーナーに指名されインタビューに応じた。エリックは米国大学スポーツの名門、カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)に通う19歳。その若さからは想像もできないクレバーかつダイナミックなプレーで、ゼストの中盤を支えている。

 

ゼストは、エリックの他にも名門校で中心選手として活躍する若きタレントが多数所属する、いわばサンディエゴとその周辺の大学のオールスターチーム。今回のSVホルンのように、今後も多方面で注目を浴びることになるだろう。

 

 

 

 

以前の記事米サッカーリーグに存在する2つの4部リーグの異なる価値でも触れたが、米国サッカーには2つの4部リーグが存在する。

 

そのうちMLSチームが特に注目しているのが、ゼストが所属するPDL(USLプレミアデベロップメントリーグ)だ。2015年のMLSスーパードラフトで指名された選手の約70%がこのPDLでプレーした実績を持つ。近年のMLSの成長や、アメリカサッカーを語る上で必ず抑えておきたいのが米国4部・PDLなのだ。

 

とりわけサンディエゴは、かねてからPDLチーム設立のターゲットとなっていた。また以前、当コラムにおいても紹介したが、かつてLAギャラクシーで活躍したドノバンもここサンディエゴにUSL(3部)チーム設立を画策しているという(米国サッカー界の英雄ランドン・ドノバン氏がサンディエゴに3部USLクラブの創設を画策中)。

 

PDLや、米国サッカー界のレジェンドも注目するサンディエゴ。この街に潜むサッカーマーケットとしての魅力も、ゼストへの注目の理由の一つだろう。

 

 

リーグに加盟しているチーム数は現在72。4つのカンファレンスに分かれて戦っている。チームを運営するオーナーリストには、豪華顔ぶれが並ぶ(PDL特集。実はこんなに凄かった!)。

 

Facebook初代最高財務責任者エバースマン氏や、IMGアカデミーがオーナーを務めるチームも所属するこのリーグで、PDL初の日系企業主導のもと、チーム成績・ビジネス面ともに奮闘するサンディエゴゼストFCに今後も注目だ。

 

 

サンディエゴゼストFC公式サイトはコチラ↓

http://www.sandiegozestfc.com/

 

 (英語・日本語対応、チームの詳細・PDLについてもっと知りたい方は要チェック!)

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