2016年

9月

26日

2018年からMLSに参戦するロサンゼルスFCの魅力。

 

 2018年から新たに1部MLSに加盟するクラブがある。ロサンゼルス・フットボールクラブ(以下LAFC)。LAFCは、元々ロサンゼルスを本拠地としていたチーバスUSA(過去には元日本代表の加地亮選手が所属)が2014年に解散した後に、その後釜として新たに設立された。ロサンゼルスと言えば、MLS創立当初からリーグに加盟し、今や世界的なビッグクラブにまで成長したロサンゼルス・ギャラクシー(以下LAギャラクシー)が存在する都市。2004年から活動していたチーバスUSAが退き、世界的に名を馳せるLAギャラクシーが不動のサッカークラブとして君臨するロサンゼルスに、堂々とロサンゼルスの名を掲げ満を持してMLSに参戦するLAFC。一体彼らはどんなクラブなのか。

 

 

注目すべきは豪華な顔ぶれがずらりと並ぶオーナーグループ

 

 LAFCを語る上でまず知っておくべきことにオーナーグループの存在がある。通常アメリカのプロサッカークラブでは、個人がクラブを保有するのではなく、複数人が共同オーナーとなりクラブを保有する形態をとる。MLSで最も資産価値の高いシアトル・サンダーズの場合でも、オーナーにはビル・ゲイツと共にマイクロソフトを起ち上げたポール・アレンの他に、あの「アリス・イン・ワンダーランド」などを手掛けた映画界の巨匠ジョー・ロスやアメリカの有名コメディアンドリュー・キャリー等を含む、総勢4名が共同オーナーに就任している。資産価値が高騰する可能性が高い市場なだけに、ほんのわずかでもオーナーとしてクラブに関わろうとする人間は少なくない。しかし、これがLAFCの場合となればオーナーの数はなんと27名にも及ぶ。注目すべきはその顔ぶれだ。各界で活躍する人物が一つとなり、LAギャラクシーに負けないクラブを真剣に目指しているのが伺える。

 

 

 

【LAFCの共同オーナーに就任している主な著名人】

 

トム・ペン

NBAポートランド・トレイル・ブレイザーズで4シーズンGMを務めた経歴を持つ

ヴィンセント・タン

ウェールズやボスニア・ヘルツェ・ゴビナのサッカークラブを買収したマレーシアの実業家。

ウィル・フェレル

カリフォルニア州出身のアメリカのコメディアン・俳優。

 


ノマー・ガルシアパーラ

MLB所属ボストン・レッドソックスやシカゴ・カブスなどでプレーした元メジャーリーガー。

ミア・ハム

アメリカ女子サッカー代表選手として2回のオリンピック制覇に貢献した元プロサッカー選手。

チャド・ハーリー

YouTube社の創設者の一人

 

 


マジック・ジョンソン

NBAロサンゼルス・レイカーズで5回のリーグ優勝に貢献した元プロバスケットボール選手。

 

 

トニー・ロビンズ

30年以上に渡り世界各国で自己啓発セミナーを実施し2007年にはフォーブス誌が発表する世界で最も影響力のある著名人100に選出される。

ピーター・グーバー

NBAゴールデンステート・ウォリアーズやMLBロサンゼルス・ドジャースの共同オーナー。映画監督としての顔も持つ。

 


投資額350億円。年間経済効果2億5,000万円の専用スタジアム。

 

 2015年3月17日、LAFCは350億円を投じ22,000人収容の専用スタジアムを建設するとの発表をした。スタジアムの命名権はカリフォルニア州の大手銀行バンク・オブ・カリフォルニアが獲得し、スタジアムはその名の通りバンク・オブ・カリフォルニア・スタジアムと名付けられた。このスタジアムの建設により、新たに1,800ものフルタイムでの雇用機会を増やすことができ、年間での経済効果は推定2億5,000万円に及ぶとも言われている。スタジアムに足を運ぶ観客のことを考慮し、わざわざ電車の駅もスタジアム近郊まで拡張された。観客席の最前列のシートからピッチまではわずか3.6メートル。サッカークラブの顔ともされるスタジアムへのこだわりは、他クラブと比較しても際立っている。

世界のスーパースターの獲得も視野に?

 

 一部報道によれば、LAFCの獲得選手リストには、現在レアル・マドリードに所属するあのクリスティアーノ・ロナウド選手や、マンチェスター・ユナイテッドに所属するウェイン・ルーニー選手の名も挙がっているという。LAFCの莫大な資金力とロサンゼルスの魅力があれば、彼らのような世界で活躍するビッグスターの獲得も夢ではないだろう。またMLSと言えば、現在イタリアの名門ACミランに所属する本田圭佑選手も移籍先の候補リーグとして名を挙げているリーグ。過去にはデビット・ベッカム氏やティエリ・アンリ氏をも虜にしたMLSの存在が、LAFCの躍進を大きく後押しするに違いない。

 

 2018年のMLSに衝撃を与える存在となるLAFC。彼らのプロジェクトはまだ序章に過ぎない。

 

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