サッカー留学生インタビュー。サウスウェスタン大学男子サッカー部『富永杜音』。

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スポーツと学問の文武両道を重んじるアメリカのサッカーに価値を見出す富永モリト君(写真中央)

 メキシコとの国境付近にあたる南サンディエゴでサッカーと勉学に励む数少ない日本人留学生。今年からサウスウェスタン大学の男子サッカー部(米国大学サッカーキャンプ参加校)に所属する富永杜音(トミナガモリト)君もその一人だ。東京都で生まれ、ミャンマーで幼少期を過ごし、東海大付属高輪台高校サッカー部を経て、サウスウェスタン大学に進学した彼。サウスウェスタン大学の男子サッカー部といえば、ユース時代にトルコ代表への選出歴があるチェム・トント監督(初代サンディエゴゼストFC監督)が指揮を執り、昨年のチームからはメキシコ1部プロサッカー選手が誕生したほどの、南カリフォルニアでは名の知れた名門だ。大学サッカーリーグでの初シーズンを終えた彼の目に映る「アメリカサッカー」とは。アメリカサッカー留学生としての富永君の心境に迫る。

 

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チームの中心をつかさどる選手に贈られる背番号7を身に纏う富永君(前列右から3番目)

留学を決めた経緯を教えて下さい

インターナショナルな家庭で育たっため、海外へ出て自立をしたいという気持ちが早い時期からありました。 国は正直どこでもよくて、アメリカに決めた理由は、自分が日本語以外で出来る言語が英語だったので、英語を使って勉強をしようと決めました。


アメリカでサッカーをしようと思った理由は何ですか
アメリカのサッカーのレベルを側から見て何か言うより、実際にプレーすべきだと思ったからです。また、サッカーによって作られる仲間に魅力を感じましたのもあります。


アメリカと日本でサッカーを経験してみて特に実感したサッカースタイルの違いはありますか
個々の技術やサッカー偏差値は日本の方が高い中、球際の激しさとスピードはアメリカのサッカーの方がたくさん見られます。

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CCCAA(カリフォルニア二年制大学リーグ)のレベルはどうですか
リーグに加盟するほとんどのチームが同じだけの力を持っているので、毎試合厳しい戦いが続きます。 シーズン中の公式戦は週2のペースで行われ、切り替えとコンディション二ングが大切になってきます。 日本の大学サッカーリーグに比べると、レベルは高くはありません。

 

 

トント監督の方針と指導方法について教えて下さい
サウスウェスタン大学の男子サッカー部は、その年のロースター(登録選手)によって、サッカースタイルを変えます。この点は、選手の特徴を最大限に活かすトント監督の色が表現されているように思います。しかし基本的には、メキシコ系アメリカ人の選手達が好むパスサッカーを尊重しており、そこにトント監督が要求するものを付加し、チーム形成を行います。

 

トルコで絶大な人気を誇るガラタサライSKに所属した経歴を持つチェム・トント監督。2016年にサンディエゴに誕生した初の米国4部サッカークラブとなるサンディエゴゼストFCでは、初代監督を務めた。

 

サウスウェスタン大学サッカー部の雰囲気は如何ですか
チームメイトの大半がメキシコ系アメリカ人ですので、英語はほとんど聞こえてきませんが、いつも賑やかで楽しいです。

試合後の体調ケアやアウェー試合時の移動など、多くの時間を共に過ごすチームメートとの距離は自然と近づく。

サウスウェスタン大学での一日のスケジュールを教えて下さい
シーズンの最中となる秋セメスターは、朝からお昼まで授業に出席し、お昼からチームの練習に参加する日々が続きます。チーム練習を終えてから夜にかけては、クラス毎に課せられる宿題や、テスト勉強に励んでいます

 


最後に、アメリカへのサッカー留学を考えている人にアドバイスをお願いします
”学問が第一"のアメリカ大学でのサッカー留学は、プロを目指すのはもちろん、その後の人生をより豊かにしてくれると思います。サッカーに関していえば、どれだけオフシーズンの間に良い準備ができるかが重要になります。日本の大学に比べて、部活に費やす時間がはるかに少ないからこそタイムマネージメントが大事です。また学術面で言えば、良い成績を保つことはとても大切です。アメリカの大学はスポーツへの奨学金制度がしっかりしているので、特に質の高い日本人選手には注目度が高まります。ですので、四年制大学のサッカー部から声がかかった時に問題なく編入学ができるよう良い成績を保つ必要があります。アメリカの大学はあくまでも学問が優先されますので。

 

 

 アメリカサッカーの風に触れ早や3年。アメリカサッカーに対して日本人が持つ固定概念を抜本的に見直す必要があると感じ、かすかな光を頼りに突き進んできた。未開拓の道を進んでは壁にぶつかり、幾度となく心が折れそうになりながらも、最終的にはその必要性に背中を押され、やっとの想いで何処にも劣ることのない頑丈な土台を形成するにまで至った。日本人選手がMLSで活躍する。得点王に輝く。クラブの中心選手としてリーグ制覇に貢献する。そんなことはどうでもいい。一瞬の功績に過ぎない。大切なのは、スポーツと平行して勉学にも凡事徹底する、この日本にはないアメリカの良さに気付き、習得しようとする姿勢。学生たちに最も伝えたかったことが、この富永君には確実に伝わっていたことを認識できた。それが何よりも嬉しく、今後の原動力ともなる。人間としての彼の更なる成長に期待したい。

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