ゼストFCが米国2部女子サッカーリーグにクラブを設立!

 5月中旬、スポーツを通しての日米間の架け橋構築を目指すSDSAは、米国女子2部サッカーリーグに位置するWPSL(Women's Premier Soccer League)へのクラブ設立を発表した。クラブはサンディエゴゼストFC(米国男子4部USL PDL)の女子チームとなる『San Diego Zest FC Women』の名のもと、PDLに続き日系資本としては史上初のWPSLクラブとして、2018年よりリーグに参戦する。

 

 WPSLは1997年から続く米国女子サッカーリーグ。参加チーム数は113にも上り、現役大学生で編成されるアマチュアチームと、1部NWSL(National Women's Soccer League)のリザーブ選手で編成されるプロチームの2種類から構成される。全米トップクラスの大学チ―ムでない限りプロクラブとの試合機会は設けられないため、プロへの道を目指す学生選手にとっては、WPSLが絶好のショーケースの場となる。

 WPSLがPDLと異なる点として、外国人選手枠に上限がないという点がある(PDLの外国人選手枠は10名)。つまり、米国人以外の選手のみでチームを編成する事も可能だ。SDSAの狙いはそこにある。米国に次ぐ世界2位の女子サッカー大国として知られる日本だが、NWSLにしても、大学リーグにしても、未だ選手数は乏しい。それは女子日本代表のパフォーマンスにも直接影響を及ぼしていると考える。

 日本女子サッカー界を長年に渡り牽引し続けた澤穂希氏(2015年に引退)が、自身の成長の場として身を置いていたのが米国である。女子サッカーが日本に浸透していなかった時代に、世界一への夢と共に、単身米国の門をたたいた澤氏。若年期から世界一のサッカーを体感し、その中で自身を磨いてきたからこそ、日本を世界のトップに導くことができたのは言うまでもない。そんな澤氏の切り開いた米国への道であるが、その跡を継ぐ者は未だ現れていない。澤氏の引退後、前回大会準優勝国としての出場を目指したリオデジャネイロ五輪であったが、結果はアジア予選敗退に終わっている。澤氏の後継者育成には、米国の存在が必要不可欠と考える。

 米国サッカー界の敷居は高くある。しかし、それも澤氏といった先人たちが道を切り開いてきたことにより、現代では、個人レベルではなく、企業レベルで受け入れてくれる態勢にもある。先人たちが残した功績なくしては、成し遂げられなかっただろう。今はこれを継続し、発展させる時にある。次世代の澤氏が現れるのも、そう遠い話ではなさそうだ。

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